きまぐれな日記(クワガタ・カブト・カナブンその他に思うこと)・独り言

2006年 10月  6日

最近のワイルド個体を購入して思うことがあります。現地ブリード物が増えた気がします。オウゴンオニ現地ブリードが有名ですが、

他の種も増えてきたような気がします。特にインドネシア便はダニは居ないし長生きです。そのほうが都合は良いのですが、

ワイルド物だとWF1がほしいので最初は♀のみのセットをしてしまい、時間のロスになります。なので、最近はインドネシア便ワイルド個体

ペアリングしてセットしてます。他の種でもタイやヨーロッパでブリードしたものがワイルドとして入ると聞いたこともありますし、

ヘラクレスの一部も現地ブリードされているみたいです。業者の方も分からなければ仕方ないですが、分かっていれば教えてくれるのが、

良心的だと思います。(詳しく教えてくれる業者さんもいます。)

2006年  9月  16日

ウエストウッディー(オオシカ)をブリードすること、外国産を始めた頃からの私の夢です。クワガタの最高峰だと思います。

他にカンターミヤマボーリンフタマタ・・・・・ 全てインド産です。アンタエウス、ツヤ、その他のクワガタ類でもインド産はカッコいいし高価です。

これまでにブータン中国(海南島)は採集に行く予定で、直前でキャンセルになりました(ドクターストップ)。

でもインドにはいつか行ってみたいです。インドでいろいろなクワガタを見て、採集する。病気になろうが(食べ物・水・空気感染等で)

トラに出くわそうが・・・・・???・・・やっぱりブリード好き、採集好きの人間としては、一回はインドには行っておきたいです。

2006年  9月   7日

用品のについて最近良く考えます。これまでいろいろな物を使用してきましたが、極端に安いものは結局損をしているような気がします。

高ければ良いと言っているのではないです。の問題です。の高いものはそれなりに高価です。でも菌床しかり、マットしかり、しっかりした

生体がブリード出来るし産卵数も増えます。。ゼリーなどでもの良い物は生体が長生きするような気がします。最近流行の中国物は、

1ロッドめは良い物が多いですが、2ロッドめ以降はめちゃくちゃな物が多いです。単価を抑えようと思えば手抜きになるのは仕方ないと思います。

私自身は8割が微創研の商品で、2割がお付き合いです。お付き合いなので安価な物を求めて使用していますが、たまに当りが有り喜んで

次に注文を入れると、全くだめだったりといろいろです。長くブリードを楽しもうと思われている方は、いろいろな商品を注文して、自分に合った

質の良い用品を見つければ、楽しいブリード人生?を送れると思いますよ。

(私の考えているの良い物の一番はムラのない商品です。極端に安いものはかならずムラが多いです。)

2006年  7月  27日

最近、採集に行くと樹皮の剥がされたクヌギをよく見かけます。一時は樹液が出ますがすぐ止まります。一年後以降も樹液は出ません。

樹液が出ないので今度は斧などでキズを付けて樹液を出す。その繰り返しで、年々木が老化して、最後には他のムシすら寄り付かなくなります。

クワガタの隠れるところも無くなって年々クワガタが採れなくなります。私たちの子孫に採集の楽しみを残すためにも、樹皮を剥いだり

傷つけたりすることは絶対やめましょう。(他に良い方法はあります。)♀の採集もなるべく少なくすれば、毎年採集が楽しめると思います。

(私自身、個人的には♂しか採らないようにしています。)

体調不良とエサ交換等で日記類を3ヶ月サボりましたが、これからは真面目に書こうと思います。

2006年  5月   1日

我家のムシの中で可哀相なのがカブト系ハナムグリ系です。えさ交換(マット)など専門でやられている方の3分の1程度しか出来ません。

冬場はいつも自分の糞の中で暮らしている状態です。設定温度も18℃〜20℃の中での生活です。なのでゾウカブト系は最低3年、

ヘラクレス系は2年以上、羽化までかかります。同種の1〜2頭はえさを真面目に変えているので、兄弟で60〜154mm(ヘラクレス系♂)

80〜130mm(ゾウカブト系♂)など極端です。家に来られた方は必ず“えさ変えられたらどうですか”とか“ほんとに兄弟ですか”と言われます。

可哀相だからやめようといつも思うのですが、両方とも好きなので止められません。(絞りに絞ってカブト16種・ハナムグリ系14種)

でも今年は3〜5種ぐらいに絞ります。真面目にブリードしている方に失礼だし、ムシも可哀相です。心を鬼にして頑張って減らします。

 

2006年  4月  28日

“いつかクワガタ・カブトのショップを出したい。クワガタ・カブトで生活してみたい。”そう思ってました。病後は特にその思いが強く、

ショップをするつもりで一軒家を借りましたが無理でした。経済的な面でも、クワカブ的にも・・・

クワカブ的と言うのは、ショップを開くと流行のムシに目が行き、好きなムシが疎かになったり、業者さんとの付き合いで

要らないムシを数多く仕入れしたり、お客様のムシの買取り、採集も思うように出来なくなります。好きな事でストレスが溜まってしまいます。

ショップを開いたクワカブ仲間からも“やめた方がいいよ”とよく言われます。

経済的な面も今現在、長男が大学2年、次男が高3、家のローンが数十年・・・

でもいつかは スーパースター☆ビートル☆クラブ と言う名のショップをオープンします。

 

2006年  4月  13日

10数年前から度々、ショップのオープンやフェアーの時に応援を頼まれます。生体を貸したり、商品の説明係りです。

その度ごとに思うことがあります。店主さんや店員さんのお客様への説明がいい加減なことです(一部の)。

産卵セット幼虫飼育生体管理に “絶対” は無いと思います。同じ種のムシでも産地で生態が違ってきます。

一様、応援手伝いという立場なので直接話に介入出来ないので、歯がゆい思いをすることが度々あります。

初めてムシを飼う人にとって、その物が売っているお店の人の話は “絶対”です。

いい加減な説明で、その物を売ってしまえばそれで良いという考えはどうかなと思います。分からなければ、はっきり

“それは分かりません” と言ってもらった方があり難いと思います(嘘を言われるより)。ただこの “独り言” は一部のお店の話です。

(感心するくらい親切なお店も多々ありますよ。)

 

2006年  4月  11日

クワカブ飼育の “天敵” と言えば私にとって1番が “コバエ” です。ブリードを始めて十数年戦い続けてきました。

マットや菌床に侵入してエサをだめにしたり、口に入ったり、とにかくうっとうしいです。

生体の容器は全てスタックシリーズにして、ハエ獲り紙はビッグリボン、ブリード部屋専門の掃除機を購入して、

週に1度はトラップを仕掛けて(ビール・焼酎などを容器に入れコバエが集まっているところに殺虫剤)もだめです。

産卵セットを他に移せばだいぶ違ってくるのですがそう言う訳にも行かず頭を抱えています。

あきらめ気分で “最初の30分はコバエ処理” これが毎日の日課です。

 

2006年  4月   6日

家族の理解” 私の場合、これまで採集、ブリードを継続して来れた最大の要因です。

でも最初から理解してもらってた訳ではありません。大病するまでの約9年間は、夫婦喧嘩といえばムシ関係でした。

コバエが家中を飛び回り、マットの発酵臭が漂い、脱走した大型成虫が徘徊する。最悪状態です。3〜4回離婚の危機がありました。

すきなだけムシやったら” ガンの手術後、病室で女房が私に言いました。退院してそれ以後、これまでとは全く違った楽な気持でムシやってます。

(術後“覚悟しておきなさい”と先生に言われたそうで、“言うんじゃなかった”と今では言ってます。)

金銭的な面もオークション等で余品を処理しやすくなった今では、家族へのごますり、これがクワカブを続ける最大の鍵ではないでしょうか?

 

2006年  4月   2日

1年ぐらい前からアンテだけはオークションを見るようにしているのですが、あきらかに産地が違うアンテや累代がおかしいアンテが

出品されている場合があります。出品者がそれを分かっておられない出品が殆どなので仕方ないですが、

たまに悪意すら感じる出品があります。そのことはまた記したいと思うのですが、その事より愕然としたのがオオクワガタの

出品状況です。私も採集は数多く行ったので(佐賀・能勢・宮崎・熊本・岡山など)天然のオオクワの状況

分かっているつもりです。環境が厳しい現在の方が10年以上前よりオオクワが採れるはず無いのですが・・・。

今回記したのは山口県の事です(地元です)。他の地域のことは何とも言えませんが山口県のことだけは譲れません。

20年以上前から採集していますし、博物館やその他の資料も調べています。オオクワが採れている記録は数ヶ所しかありません。

たまたまアンテ以外の出品を見ていたら“山口県萩産・・・オオクワ”目が点になりました。

それをきっかけに調べたら20産地ぐらいの出品がありました(しかも業者。一部の)。あきらかに悪意が有るとしか言えません。

しかも購入者の中には県内の方っぽい人もおられます。真面目にブリードしようと思われていてもそのオオクワを持っていると言うだけで

県内では信用を失ってしまいます。全国的にもまだ本物の天然オオクワが採れる所もあります。これ以上天然の価値を下げないためにも

出来るだけそういう出品は避けて頂きたいと思います(外国産だけでなく国産の放虫も止めましょう)。

 

2006年  3月  22日

ハイブリッド” オオクワ飼育ではよく聞く言葉ですが、他の種では結構タブーとされてます。

私的には亜種同士を交配させる訳ではないので構わないと思ってます。(勧める訳ではないですよ)

他の業界では(犬・ネコ・熱帯魚など)当たり前のように行われています。人間の世界でも国際結婚が増えてきてます。

ただこの業界の(クワガタ・カブト)悪いところは、それを隠す事(嘘を言うこと)だと思います。

昔タイアンテとラオスアンテを交配させてその子どもをマレーアンテとして売っている人がいました。

(マレーアンテはマレーアンテだけの特徴が有るのですぐばれるのに)

“タイとラオスの子どもです。どうですか”と言って売るのであれば、後は買い手の自由だと思います。

(ただ国自体が違うものは、どうかなって思いますが。)

そう言う私自身もまだやったことは無いですが、近い将来は血が濃くなってやむを得ず、

同じ州のムシのハイブリをするかもしれません。でも絶対申告して譲るなり、売るなりしようと思います。

 

2006年  3月  18日

最近良く思うことがあります。種無し個体が多く出ることと、ブリード個体が短命になっている事です。

菌糸ビン飼育が主流になる前、オオクワは“夏場の温度管理が出来れば5年は生きますよ。

と質問を受ければ答えていました。今だったら大嘘つきと言われてしまいます。

実際68mm(材飼育個体)を8年10ヶ月飼った事があります。

累代も山口県産オオクワをF11まで成虫にしました。(累代が重なると菌糸より材の方が大きくなりました。)

添加剤飼育は6年前に試してみました。(アンテで)極太個体や短期間で大きい個体が出てきましたが、

1年以上生きた個体は2割程度でした。それ以降は添加剤過多のものは使用していません。

添加剤によって人間と同じで現代病(糖尿その他)にかかるのではないでしょうか?

菌糸ビン・発酵マットには最低限ふすま程度の添加剤が必要です。

(発酵マットは菌床より分解・吸収率が劣るので多少違うと思います。)

今更菌床飼育をやめる気は無いのでこれからの課題は血の入れ替えです。

ワイルド個体の入荷の際は2♀以上購入、ワイルド♂はブリード♀につけて血の入れ替え、

お金も掛かるけどこれからのブリードには絶対必要なことなので気にとめておいてください。

 

2006  3  15

10年前に進行がん(胃がん)の宣告を受けました。(35才の時)

家族とむしのことを思うと目の前が真っ暗になりました。(1番目は家族2番目にむしです。本当です。)

100%死ぬわけではないと気持ちを切り替えて手術までにクワカブの餌交換をしました。

アンテ・オオクワ系・ヒラタ系(幼虫)は菌糸ビンにその他はマットに、成虫は栄養水(詳しくはまたの機会に)

をたっぷりかけておきました。運良く生き延びてむしの世話を出来るまでに8ヶ月かかりました。

菌糸ビンに入れていた幼虫はほぼ全滅状態でした。アンテ・オオクワ系・ヒラタ系(幼虫)の一部は

マットに入れていたのでブリードはなんとか継続出来ましたが大きい個体は出ませんでした。

成虫はホソアカ系とカナブン系は全滅でその他はぎりぎり生きてました。

その後1〜2ヶ月の入院が4回(肺炎その他)ありましたが最初の経験が生きて、

ブリードは継続できていましたが1年半前、腸がん(初期がん)の時停電で夏場の2ヶ月間を

エアコンが切れたままで、それが分からずに全体の8割が死んでしまいました。

この時はさすがにショックで、むしを止めてしまおうと思っていましたが、むし仲間の説得で

何とか思いとどまりました。(クワガタのおかげで生きてると言われました。そうかもしれません。)

いろいろな経験をして分かったことがたくさん有るので追々に記していきます。

 

2006年   3月   10日

オオクワガタの飼育から始めて20年近く経つのに未だに納得のいくブリードが出来ません。

と由のも、ブリードの自己ギネス個体のほとんどが手抜き、もしくは忘れていた個体です。

アンタエウスは87mmを2個体と88mmも2個体出しましたが、その4個体とも2本目の

菌糸ビン交換を忘れていて、菌糸の状態はグチャグチャでした。

パラワン(108mm)スマトラ(95mm)ギラファ・フローレス(113mm)は1、2本目共、

アンテ・オオクワの取り出し後の菌糸ビンです。

マンディブラリス(95mm)はアンテの幼虫取り出し後の産卵マットで(1年以上放置)、

今までは一生懸命真面目にやっても50mm代が最高で、出てきた時はびっくりしました。

(温度設定は18〜20℃で羽化までは皆1年半から2年以上)

餌交換を真面目にした個体は、悪い個体も出ませんが特別な個体もなかなか出てきません。

万単位のむしをブリードしてきたのに一度も狙って特別な個体を出せないとは情けない話です。

全国的には、平均して特別良い個体を出されている方も居られるようで尊敬に値します。

ただし添加剤等で大きくなった個体は不可です。私的には。

私もいつか、“このアンテの幼虫は90up目指そう”とか簡単に言ってみたい!

と思う今日この頃です。